パッケージ洗浄作業
1.作業前の準備
弊社は作業前に入念な準備を行っております。
より良い作業を行うため、周辺の養生は勿論のこと、現在、及び過去に機械トラブルがなかったのか、又、そのトラブルが改善されているのかを確認してから作業に臨みます。
その中で、トラブル箇所を細かく確認し、改善可能なものに関しては改善を行っております。
又、修理が必要でメーカー対応となった場合でも、トラブル箇所を特定できる為、スムーズに修理依頼が行えます。
2.分解作業
弊社は熱交換器(アルミフィン)以外の取り外し可能パーツは全て外して作業を行います。
エアコン内部の洗浄を行うにあたり、内部全体を確実に高圧洗浄できるよう、ファンモーター、ドレンポンプも取り外しております。
①基盤の配線を外します ②基盤を取り外します ③ドレンパンを取り外します ④ファンローターを取り外します ⑤ドレンポンプを取り外します ⑥ファンモーターを取り外します ⑦機械に養生をまきます ⑧養生完了
※天吊り型エアコンも同様にドレンパン・ファン脱着しての作業になります。
※壁掛けエアコンにつきましては、原則ファン・及びドレンパンは装着したままの洗浄になります(洗浄写真参照)。
3.洗浄作業
弊社の洗浄作業は高圧洗浄機を用いてドレンホース内(排水管)まで洗浄致します。
エアコン内部の洗浄は薬剤をまいた後、高圧洗浄機により洗浄行います。又、ドレン(排水管)内部に関しても高圧洗浄し、排水管のつまりも確認致しますので、ドレンのつまりによる水漏れなどのトラブルを未然に防ぎます。外したパーツも勿論薬剤、高圧洗浄機を用いて徹底洗浄行います。
①畜圧式ポンプにて薬剤をまきます ②高圧洗浄機により洗浄致します ③内部高圧洗浄中 ④ドレン排水管内部を高圧洗浄致します ⑤ドレン排水管内部のつまり確認を行います ⑥ドレン排水管につまりが確認された場合バキュームによりつまりを改善致します ⑦外したパーツに薬剤をまきます ⑧外したパーツを高圧洗浄機により洗浄致します
4.最終確認
弊社は作業前に入念な準備を行っております。
組み上げ終了後、十分な試運転を行い、機械に不調等がないか確認致します。
又、風速、温度を測ることにより、作業前との変化を確認したうえで作業を終了致します。
尚、作業したエアコン全ての計測数値は作業報告書として提出させて頂いております。
又、ご希望がございましたら1機種につき1台分、洗浄前後の写真も写真報告書として提出させて頂いております。
①ブレーカーを入れます ②試運転を行い機械の確認を行います ③作業後の風速、温度の確認を行います
厨房排気設備清掃
フード(天蓋)
調理する際に出る、煙や湯気・油脂の空気を不燃性のステンレス板で、天井から蓋状に覆い、各種煙や煤等を吸込み屋外に排気する装置。
長期間の使用によりステンレスフードは埃や油脂で汚れます。
保健所より衛生上の指導をうけますので、定期的な清掃が必要です。
清掃前 清掃後
グリスフィルター
フード上部に設置されている、ステンレス製のフィルター。
油分を除去(油脂除去率80%)し、排気ダクト系統に油分を付着させない為のフィルターです。
長期間の使用により、排気機能低下になり著しく不衛生となります。定期的なメンテナンスが必要です。
清掃前 清掃後
Vバンク
グリスフィルターを収めている装置。こちらも、長期使用により油分が付着し不衛生となります。
定期的な清掃が必要です。
清掃前 清掃後
火炎伝送防火装置(FVS)
フードの上部に取り付けてあり、万が一にフード火災が発生した場合に火炎がダクトに延焼するのを阻止する為の装置。
汚れにより正常に作動しない可能性がありますので、定期的なメンテナンスが必要です。
清掃前 清掃後
排気ダクト
排気した油脂を含む煙等を屋外に導くための風の道です。
グリスフィルターで油脂分を80%前後除去できても、20%の油脂はダクト内部に飛散してダクトやファンに付着します。長期清掃をしない場合、下に示した写真のような状態になります。
定期的なメンテナンスは、火災延焼防止になります。
清掃前 清掃後
排気ファン
調理場から出る煙等を、フード、ダクトを通じて屋外に放出する装置です。
排気ファンは長期の使用により、油脂分を含んだ汚れが付着し、著しく能力の低下の原因となります。
定期的なメンテナンスが必要です。
清掃前 清掃後
火炎伝送防火装置(FVD)
防火ダンパーと呼ばれる装置。主に、排気ダクトが防火区画を貫通している箇所に設置してあり、温度ヒューズを溶断させて火炎を延焼しないようにする為の装置です。
こちらも、汚れにより正常に作動しない可能性がありますので、メンテナンスが必要です。
清掃前 清掃後
◎以上の機器は消防庁の指導要項で、定期的なメンテナンスや維持管理を行わなければなりません。